台風12号 要援護者支援活動

 9月4日未明に上陸した台風12号は、加古川市において床上・床下浸水が併せて200件以上という大きな被害が出ました。

 被害に遭われた皆様に、改めて心よりお見舞いを申しあげます。
 加古川市社会福祉協議会では、被害があった地域の町内会長さん民生委員さんと連携し、要援護者(高齢者・高齢者独居・障害者等)安否確認ニーズ調査を実施し、現地踏査の上登録ボランティアの方々の協力を得て、先週から週末にかけて支援活動を実施しました。

 地域総出で、家財道具出しや畳出し、泥かきに出る地域もあるなど、地域力の強さを感じた一方で、要援護者の方への訪問の中で、「あそこの家だけ、ボランティアに手伝ってもらっているとご近所に言われたくない。」「一人でぼちぼち片づけるから、他の人に入ってもらいたくない。」という声も聞かれ、「地域性」が壁になることもあり、困った時に、SOSが出しやすい環境づくりが必要であることを感じました。

 災害時のボランティア支援、民生委員・児童委員さんとの連携など、この度の台風12号の被害によって、新たな課題も出てきました。
 今回のことを教訓にしながら、地域支援を進めていきたいと思います。