待ちに待った青い鳥学級
10月29日(金)
「令和3年度 播磨東青い鳥学級 加古川教室」が開催されました。
青い鳥学級とは、視覚に障がいのある方を対象に幅広い教養や知識を習得し、また多くの人との交流を通してともに生きる喜びを共有することを目的とした教室です。
播磨東青い鳥学級は、明石市、高砂市、加古川市の3市合同で開催しています。今年度から加古川市が担当になっての開催ですが、第1回目、2回目と緊急事態宣言が発令され、やむなく中止となりました。
ようやく3度目の正直として、すてきな秋晴れのもと開催となりました。
午前の部は「笑う門には福来る」―笑いで健康つくり―をテーマに
落語家 天満家 新笑さんによる高座でした。
新笑さんは沖縄生まれ、大阪育ち、加古川市在住の元西宮市社協の職員さん。長年、障がい者スポーツに携わってこられたそうで、パラリンピックの話題もありました。お話の中で、サウンドテーブルテニス(鈴の入ったピン球で行う卓球)が日本発祥であることを初めて知りました。
今年はパラリンピックが日本で開催されたこともあり、今まで以上に障がい者スポーツが注目された年ではないかと思います。
笑うことは何よりも健康への近道だな、と改めて感じる楽しいひと時でした。
午後の部は、加古川市ボランティアセンターの登録グループ「じゃんけんぽん」によるレクリエーションを楽しみました。
はじめにグループの名前でもあるじゃんけんを使った体操で体をほぐしました。
続いて・・・
バナナのたたき売り
「365歩のマーチ」にのせた体操
四竹(よつだけ)を使った飴売り娘の口上
朗読劇「海に沈んだ鬼」
雑学などなど・・・
今日の雑学は「じゃんけんぽんの木」と呼ばれる木のお話でした。
みなさんはこれが何の木か知っていますか?
ここではネタばれになってしまうので、気になる人はぜひ検索してみてくださいね。
最後はオカリナ演奏「見上げてごらん夜の星を」「ふるさと」で締めくくりました。
盛りだくさんのプログラム、楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
1回目、2回目が中止となり残念でしたが、参加者からは「元気をもらえた」などの声があり、みなさんの楽しそうな表情を見ることができて良かったです。
コロナ禍でまだまだいろんな制約があり、大変な時期が続きますが、
「できないから諦める」ではなく、「どうやったらできる?」を考えて、
一歩踏み出すことが大切だなと感じました。
これからも、いろんな団体や地域の取り組み、ボランティアセンターの取り組みを紹介していきます。
余談ですが・・・
みなさん、毎週水曜日夜10:00から放送されているドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」を知っていますか?
弱視の女の子が主人公のドラマで、「見えにくさ」を抱える人のことを知れる、笑って泣けるストーリーです。毎回ドラマの途中で、盲目の漫談家・濱田祐太郎さんによる視覚障害に関する豆知識解説コーナーがあるのですが、これも面白くて、わかりやすくておすすめです。
気になる人はぜひチェックしてみてください。
秋も深まり、肌寒い日も増えてきました。みなさん体調にはどうぞお気を付けください。
そして、「笑うこと」を忘れずに過ごしましょう。