福祉教育 〜平荘小学校 Ⅱ〜
今日は、平荘小学校の4年生を対象にした福祉学習が実施されました。
前回の視覚障害者理解、アイマスク体験に続いての学習機会として、今回は1時間目と2時間目を使っての「点字体験」をするということで、ゲストティーチャーに両荘公民館で活動している「両公せせらぎ」と志方公民館で活動している「ともしび」の点訳グループ2グループが招かれました。
まずは、「点字」についての説明。児童の皆さんもよく知っている「ハリーポッターの下巻」。この1冊の本が、点訳されると、なんと7冊の点字本になりますと説明されると、子どもたちからは驚きの声があがっていました。
続いては、身近な点字を持ってこようと宿題が出ていたそうで、「缶ビールの空き缶」・「アルミホイル」・「ソースの容器」等など、日常生活で使う物の中でも点字標記されているものが増えていることに、子どもたちは、驚きと共に気づきがあったようです。
点訳グループの皆さんも、「楽しく点字を学ぶ」をコンセプトに伝える内容を企画されているので、クイズ形式で、「この点字は何と読むでしょう?」と呼び掛けると、一生懸命に点字の50音表を見て、一斉に子どもたちの手が上がります。
また、この点字クイズは、子どもたちからも出題されます。グループが作成されたミニボードを使って、50音表とにらっめこしながら、出題する点字を考えます。
クイズで、楽しく点字を学んだ後は、各自、点字盤を使っての実践です。実際に点字盤を使って、学年・氏名を点字で打って、「点字名刺」づくりをしました。
1・2時間目の時間で、一人ひとりの「点字名刺」が完成しました。
点訳グループの皆さんも、小学校からの福祉教育の依頼を頂いた中で、「子どもたちに、点字に楽しく触れてもらう」をコンセプトに、毎年創意工夫をされて、点字を教えるためのグッズを開発されています。
福祉教育で、子どもたちにも学びや気づきがありますが、招かれるゲストティーチャ−にとっても、学びや気づき、そしてスキルアップに繋がっていることを実感した1日でした。
「両公せせらぎ」・「ともしび」の皆さん、ありがとうございました。