復興炭 配り隊プロジェクト

 

 の終わりに、一生懸命「蝉」が鳴いて、秋の訪れを伝えようとしています。
 と言いながら、毎日暑い日が続きますね。
 さてさて、話題は変わってすでに新聞等の報道でご存知の方もいらっしゃると思いますが、今日は「復興炭 配り隊プロジェクト」についてご紹介します。
 加古川市には、リバークリーンエコ炭銀行という団体があります。

 

 エコ炭銀行の仕組みは・・・
 竹を伐採して持ち込んだ人竹を程良い大きさに切り、節を取り、炭を焼く作業をした人・そしてエコ炭銀行の3者が窯で焼いて出来上がった竹炭3分の1ずつ分け合うシステムで運営されています。
 竹炭を作るための窯(炭化装置)からは、竹酢液も抽出することが出来るので、田畑の防虫効果にも役立てることが出来るので、窯で竹炭竹酢液を作ることができます。

 2003年に発足して、地元の川の浄化の取り組みから、加古川の支流の浄化へと取り組みが広がり、幅広い活動に取り組んでいます。
 そんなリバークリーンエコ炭銀行加古川市社会福祉協議会で協働で進めているのが「復興炭配り隊プロジェクト」です。
 竹炭には、消臭除湿に効果があるそうです。そこで、この度の東日本大震災津波による甚大な被害を受けた被災地へ、竹炭を送る計画を進めて来ました。 
 先月、市民の皆さんから寄せられた千羽鶴をお届けした際に、竹炭を搬送する打合せを進めていました。
 そこで、県下竹炭づくりをしているグループからも提供を頂いて、2トンの炭を搬送することになりました。
 先日は、その袋詰め作業がありました。

 洗濯ネット竹炭を詰めるのですが、1つ洗濯ネット5kgの竹炭が入ります。この5kgの竹炭で、1坪の土地に散布するのが効果があるそうです。20坪の家屋となると、この洗濯ネットが20袋必要となります。
 この竹炭を搬送するだけではなく、もう一つ搬送する物があります。

 

 竹炭を作るための炭焼き窯(炭化装置)です。
 この炭焼き窯を提供することで、現地においても竹炭づくりによるコミュニティの再構築やエコ炭銀行のようなシステムで地域活動の活性化の一助になればという息の長いプロジェクトを進めています。
 被災地において、比較的被害の少なかった住民の方が炭を焼いて、被害の大きかった方々を支える形が構築できればと思います。
 現地でも需要に応えられるような取り組みになればと思います。また、このプロジェクトの様子は随時お伝えしていきます。

プロジェクトを掲載して頂いた新聞記事
 神戸新聞 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004394994.shtml

 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110825-OYT8T01196.htm