視障協ガイド講習会

来る11月の視障協とボランティアとの交流会に向けて
9月末に視障協ガイド講習が開かれ、視障協会員の方にも協力していただき
視覚障がい者の手引きの基本を学びました。

講習の内容は、前半に講義が行われ後半は実践がくり返し行われました。
参加された受講生の方の半数が初参加のため、
廊下スロープではある程度スムーズに手引きができていたようですが、
階段の上り降りエレベーターの乗降ではいろいろ苦労されたようです。

アイマスク体験では、怖くて歩幅が小さくなったり、足で前方を探ったり、
手引きでは、緊張で手引きの腕が硬くなったり、皆さん四苦八苦

私自身も初参加だったので
視覚情報が如何に多いか、周囲の状況を伝えるのが如何に難しいかがわかりました。

アイマスクの方とペアになった時は、お互い緊張して状況を説明することに必死でしたが、
視障協会員とペアになった時には、状況説明だけでなく世間話などなごやかモード

決められたコースを手引き側とアイマスク側を交互に何回も行う中で、
アイマスク中に感じたことや気づいたこと、視障協会員の方の感想や要望を熱心に聞き
交流会に向けて一生懸命勉強されていました。

講習後のふりかえりでは、
受講生の皆さんは「階段は怖かった」「情報を伝えるのが難しい」の意見が多く出ているのに対し、協力していただいた視障協会員の方々は「交流会ではよろしく」「当日は楽しく行きましょう」などの意見が出て、交流会をとても楽しみにしているようです。


視障協とボランティアとの交流会は、
 加古川市視覚障害者福祉協会と点字や音訳(朗読)で普段関わっている
ボランティアのみなさんと相互理解と交流を深めるために1年に1度開催しています。

 交流会は、福祉会館で開催する年と、バスで親睦旅行に出かける年があり
内容は視覚障害者福祉協会の役員の皆さんと点訳・朗読ボランティアの代表で
実行委員会を組織して開催に向けて協議を重ねています。
 今年は淡路島への親睦旅行が決定しており、
普段ガイドヘルパーを利用される視障協会員の方がほとんどですが、
交流会当日はボランティアの皆さんによる手引きで移動します。