ここからがスタート~音訳(朗読)ボランティア養成講座~
1月から毎週水曜日、約3か月にわたって開催してきた音訳(朗読)ボランティア養成講座が3月23日で全日程修了となりました。
前回は講座で学んできた知識・技術をふまえて、受講生の前で朗読発表を実施しました。
最終日のこの日は、ボランティアセンター登録の朗読グループのメンバーによる録音体験でした。
パソコンのソフトを使ってのデモンストレーションに受講生は不安そうな表情が伺えました。
しかし、グループのメンバーからは、「私も初めての時は操作のしかたが全然わかりませんでしたが、先輩のみなさんにていねいに教えていただいたおかげで、今ではできるようになりました。わからないところはメンバー同士で協力しながらサポートするので大丈夫です。」と力強いお言葉がありました。
とにかくやってみよう!ということで、受講生はそれぞれパートに分かれて自分の声を吹き込む体験をしました。
録音した自分の声や他の受講生の声を聞いて、新たな発見がたくさんありましたね。
「自分の声が思っていたよりも低かった」
「アクセントや間の取り方に注意しながら読んだが、もう少し改善が必要だと感じた」
「録音する側は原稿を読んでいるが、聞き手は原稿がなく、声を通して初めて情報を得ることになる。そのときにどれだけ聞き取りやすいように工夫するかが大事であると学んだ」
「声の大きさと聞き取りやすさはまた別だと感じた」
「自分の声を聞くのが嫌だったが、思っていたよりもよくできていて自信になった」
講座は今日で終わりですが、これからがスタートです。
ボランティアセンターには4つの朗読グループがあります。
講座の最後には各グループの代表者よりグループ紹介があり、その後はブースに分かれての相談会となりました。
ほとんどの受講生が複数のブースに行き、熱心に話を聞いている様子でした。
それぞれのグループに大切にしていることや思いがあります。メンバーみなさんの思いも受講生にしっかり伝わったのではないかと思います。
新年度を迎えると同時に、一人でも多くの受講生がグループに加入して、ボランティア活動をスタートしてくれることを願っています。
3か月間、ていねいにご指導いただいた講師の山岸さん、
交流会で貴重なお話を聞かせていただいた視覚障害者福祉協会のみなさん、
そして、熱い気持ちを持って参加していただき、また、時には不安を抱えながらも最後まで続けて受講していただいた受講生のみなさん、本当にありがとうございました。
ボランティアセンターは、これからもみなさんのご活躍を全力でサポートさせていただきます!