平岡南中学校 福祉講演会

 平岡南中学校では、1年生生徒の皆さんが、主体となって、車いすアイマスクの体験など、障がいを持つ人の気持ちを理解する学習を始めとする福祉学習継続的に取り組まれています。
 このような中、一年間の学習の集大成として「福祉講演会」を開催されるということで、平岡南中学校にお邪魔してきました。

 講演会は、加古川市視覚障害者福祉協会山本会長さんをお招きしたいという声の中企画されました。

 

 会長来校されてからの手引き生徒の皆さんがして下さいます。

 小学校での福祉学習では、ほとんどの進行を先生がされることが多いのですが、同校は、生徒の皆さんが主体なので、進行生徒がするという形で進められました。
 そして驚いたことは、福祉学習での目標生徒同士で話し合って決めているということに驚きました。
 生徒会1学年評議員が集まり、「福祉の学習を通して、思いやり・助け合いの心を学ぼう」という目標を設定して、日々の学校活動の中で、実践されているそうです。

 さてさて、山本会長講演が始まりました。

 講演では、普段の生活の話を始め、メールをどうやって読むかなどを生徒の皆さんに分かりやすく、お話される中で、実際にお一人で体育館内を移動したり飲み物をコップに注ぐ実演をしたりと盛りだくさんの内容を話されました。
 
      

      

 生徒の皆さんも会長の話を真剣な眼差しで聞き入っていました。

 また、生徒さんの手引きで実際に歩いてみるということも実演され、生徒の皆さんから大きな拍手が起こりました。
      

 最後には、講演を会長にご依頼された時の依頼で、学年の合唱曲『ぼくらの世界』を、是非、会長のピアノ伴奏全員で歌いたいということで、全員一体となっての合唱となりました。

      

 一番、最後には生徒自身の言葉で、会長へ謝辞が述べられ、花束が渡されました。

 生徒主体福祉教育。なんだか、福祉教育の本来の形に触れた気分がしました。
 今日の学習の中での気づきがきっと生徒の皆さん宝物になると思います。

 頑張れ!平岡南中学校1年生!