復興炭配り隊プロジェクト 〜メンテナンス編〜
先日、車中泊1日、現地1泊の実質1泊3日の「弾丸ツアー」で南三陸町へ行ってきました。
▲昨年の7月の南三陸町は、まだ町の中はご覧の感じでしたが・・・。
現在の南三陸町は、草が伸び、町の中の大きな建物が取り壊され、雰囲気が変わっていました。
今回の訪問の目的は、昨年、加古川から提供した「炭焼き窯」のメンテナンスと再建予定の家屋に復興炭(竹炭)を敷設した家屋への訪問が大きな目的でした。
(竹炭は、除湿と脱臭に効果があると言われています。)
メンテナンス作業と同時に、今回は窯の中での燃焼を助けるための「燃焼補助装置」を持参して取り付けました。
取付終了後、メンテナンス作業を実施。農繁期と重なって最近は、窯の稼働が減っていたそうで、メンテナンス作業に時間を要しました。
お話をお伺いすると、「竹炭づくり」のネットワークの輪が少しずつ広がっているそうです。
窯のメンテナンス作業終了後、昨年9月に復興炭(竹炭)を床下に敷設したお宅へ訪問しました。
まだ、高台移転等の問題もあって、仮設住宅にお住まいになっている方も多く、家の方と再会を果たせたのは、1件のみの結果となりました。
お宅を訪問しながら、町の中をめぐる形となりましたが、「復興」に向けて、町の中は片付いているように見えましたが、反面、「見ない課題」の多さに改めて気づき、復興への道が、まだまだ長いと、目で見て、耳と心で聴いて、肌で感じました。
▲町内には、仮設の商店街もオープンしていました。商売をされている方々も立ち上がろうとしていることを目の当たりにしました。
(写真は、南三陸町さんさん商店街)
今回の訪問の中で、多くの方と出会い、そして再会する中で、たくさんの「気づき」と「感動」、そして「学び」を頂きました。皆さん、ありがとうございました。
私たち、外部支援者にできることは、限られていてほんのわずかなことです。今後も、離れていてもできる支援を考えていきたいと思います。
★おまけの話★
「南三陸町防災対策庁舎」は、震災後、取り壊しが決まりましたが、町内の中でも賛否両論あるそうです。この庁舎でも、多くの方が亡くなられ、ご遺族の心情を考えると撤去か保存かというのは、難しい判断だと思います。
多くの住民の皆さんの思いと声が受け止められた結果が出ることを願っています。